JA共済の地域貢献活動

第9回全国梅干しコンクール

毎回 約1000点もの梅干しが、北海道から沖縄県まで全国47都道府県より集まり、その年に漬けた各家庭自慢の梅干しの技が競われる『梅の祭典』全国梅干しコンクールが今年も開催することとなりました。

日本の伝統食でもある「梅干し」は、先人たちの生活の知恵から生まれた保存食でもありここ大分県大山町でも梅の生産に合わせて互いの腕を競い合いながら技術を磨いてきました。

4年に1度開催される本コンクールは第9回目を迎えます。今回も皆様からの多くの応募をお待ちしています。

表彰・景品

特別最優秀賞 20万円(1名様)
最優秀賞   15万円(1名様)
優秀賞    10万円(1名様)
ミニストップ社長賞  (1名様)
大分県知事賞     (1名様)
日田市長賞      (1名様)
入賞     農産加工品セット(10名様)

※応募者全員の方に記念品を贈ります

日程

審査日 令和5年10月27日(金)
表彰式 令和5年11月12日(日)

募集要項

応募条件

  • 自家製梅干しとします
  • 令和5年度産梅を使用したものに限ります
  • 梅の大きさ・品種は問いません
  • 常温保管できるものとします

応募方法

  • 1出品物につき300gを容器に入れて応募してください
  • 容器は出品物がぬれず、破損しないものを使用してください
  • 応募用紙に必要事項をご記入の上、出品物に添えて「大分大山町農業協同組合事務局」へ送付してください

※出品物の送料は応募者のご負担となります
※※出品物の所有権等すべての権利は大分大山町農業協同組合とします

応募用紙はこちら

前回(第8回)の梅干しコンクールページはこちら

第9回家庭でつくる 全国梅干コンクール審査会が行われました

大分大山町農協主催による4年に一度開催される、『第9回家庭でつくる全国梅干コンクール』の審査会が10月27日(金)、農協ホールで開催されました。

 今回も、47都道府県から過去最多の1618点(第8回は1358点)の愛情を込めた家庭自慢の梅干しが集まりました。

審査をしたのは、小泉武夫東京農業大学名誉教授農学博士を審査委員長に、垣添忠生日本対がん協会会長など10名。一次審査で「表面がきれい」「色が美しい」「形がよい」ものを10品ずつ選び、二次審査へと進み、選ばれた梅干し64点が二次審査へ、「香り」のよいものが審査基準に追加され壇上に並べられ20点に絞り込みました。最終審査では、出品者のコメントも参考に「果肉が多く皮が薄く、破けていない」「粒が揃っている」「ふっくら柔らかくて、形が良い」もの10点が選ばれ、最後に白ご飯と一緒に食味を行い、総合的な評価で決まりました。特別最優秀賞に輝いたのは大山町の梅農家、五藤アンジェリンさん。

垣添忠生先生は「難しかった。中粒や小粒でしわが無いものを選びました」と話され、前田伸先生は「梅干をつくられた方々の愛を感じました」、前回も審査をされた黒木聡子先生は「4年前に比べ今回はバリエーションが高く審査に悩みました。高い評価で良かったです」と感想をいただきました。

小泉武夫審査委員長は「素晴しい梅ばかりで審査員の先生方がほとんど同じものをピックアップし鑑定能力もすごく信頼性が高かった。今年は特に、ルビーのような色が多かった。めぐりあるコンテストだったと思う。全国から集まり受賞者も色々なところから入賞している。また4年後、素晴らしいものが出てくると期待しています。」と講評しました。

審査風景

コンクール表彰式

表彰式は11月12日、木の花ガルテン梅蔵にて開かれ、受賞者の方々や生産者が集まりました。

はじめに東京農業大学名誉教授の小泉武夫先生より、『梅干と日本人の知恵』と題し記念講演が行われ、大変興味深い貴重な話がありました。

表彰式では、主催者の矢羽田組合長が「10名の審査員の先生方が公正で厳正な審査を行っていただきました。梅干しは、これからも自信をもち誇りを持ち作り続けていただきたいと思います。」とあいさつを述べました。

審査委員長の小泉武夫先生は、「日本全国から集まった1618点は何れも秀逸なものばかりでこのコンクールは回を重ねるごとに飛躍的に進んでいることを意味していると思います。全国の梅干しの資質と品質を向上させる大きな支えになっていると確信しました。今後も梅干コンクールが継続されて将来日本の梅干しが世界に進出することを願ってやみません。」と審査好評をいただきました。

受賞者を代表して、特別最優秀賞に輝いた大山町東折地区の五藤アンジェリンさんは「この度は、とても名誉ある賞をいただき有難うございました。梅干しのことを何も知らなかった私に、色々なことを教えてくれた母や近所の皆さんに感謝してます。また、私の梅干しを褒めて下さった審査員の方々にも感謝しています。これで満足しないでもっともっと勉強してもっと美味しい梅干が作れるよう頑張ります。」と話されました。

最年少出品者の福岡県小郡市の松崎保育園の皆さんと日田市のルーテルこども園の皆さんも受賞され園児の皆さんが表彰されました。ルーテルこども園では、毎年大山町の梅園で年長さんと年中さんで収穫体験をして漬け込んでいるそうです。梅干しが大好きな平川大樹(だいき)君(6歳)は「うれしかったです」と笑顔で話しました。松崎保育園でも大山町の梅を毎年園で漬け込んでいました。行弘(ゆくひろ)梨乃(りの)さん(6歳)は、表彰式が来るのを待っていたそうで「楽しかった」と喜んでいました。

第10回となる4年後、全国から更に多くの梅干しの出品をお待ちしています。

受賞者

・特別最優秀賞  大分県日田市 五藤 アンジェリン
・最優秀賞    大分県玖珠郡 高口 優莉菜 ※「高」ははしごたか
・優秀賞     静岡県島田市 大石 冨佐子
・大分県知事賞  大分県大分市 織田 初美
・日田市長賞   長崎県大村市 立石 千里
・ミニストップ社長賞 大分県玖珠郡 日野 淳子
・入賞      大分県日田市 中嶋 政富
         徳島県徳島市 松下 美智子
         福岡県太宰府市 樋口 直敏
         愛媛県大洲市 高井 常博 ※「高」ははしごたか
・審査委員特別賞 長野県長野市 小泉 兵次郎
         京都府京都市 おいけあした保育園
         福岡県小郡市 松崎保育園
         大分県日田市 日田ルーテルこども園