新年のごあいさつ

代表理事組合長 矢羽田正豪

 謹んで新春のお慶びを申し上げます。

 農家・組合員・地域の皆様方には輝かしい新年をお迎えのことと拝察いたします。旧年中は農協運営そしてそれぞれの事業に対し格別のご理解とご協力を賜り心より感謝とお礼を申し上げます。

昨年は世界の政治、経済、社会、自然環境など激動の年でした。日本経済はトランプ関税に振り回されるなど、米通商政策の影響が一部にみられるものの緩やかな回復をしているようです。日経平均株価は史上最高値で推移してます。

10月21日には日本初の女性首相、高市早苗内閣が発足し高い支持率で政策を推し進めてます。

緊迫した国際情勢の中で我国農業・農村は、11月28日に農林省が発表した農業従事者数は、この5年間で25%減少し102万人でした。50年前には1,450万人いた農民が僅か半世紀の間に7%となり、93%の農民が離農したのです。そして今日でも農業・農村においては、生産者の高齢化や後継者不足、若者の農業離れをはじめとした生産基盤の弱体化や生産資材価格の高騰・高止まり、気候変動に伴う高温障害の拡大・自然災害の多発など、様々な課題に直面してます。

食料の安全保障の重要性が広く認識がなされる中、食料・農業・農村基本法が改正され、新たな食料・農業・農村基本計画の策定など、食料安全保障の確保に向けた取り組みが大きく前進し始めてます。そして農業構造転換集中対策の具体化や水田農業政策の見直しなど、重要な政策の確立に向けた大きな局面を迎えています。

大分県内でも県と農協中央会をはじめとした各農業団体で「大分県農業総合戦略会議」を令和3年に発足させ、「農業システム再生に向けた行動宣言」に基づき生産者・農業団体と県が課題を共有して、課題解決に向けた実効性のある取組みを展開しています。

私たち農業者は地域と農業を祖先から譲り受けたのではありません。子や孫の代から借りているのです。その一次的に借りているものを、次の世代にみんなが住みたくなる何倍もの暮らしの豊かさに繫栄して返還する使命と責務があります。

農村・地域社会、自らが個性ある豊かさと繁栄を考え、その土地で生きる人たちが誇れる、暮らしの楽しさと豊かさを創り上げていかなければなりません。私は農村は民族の母であると同時に、宝の山であると言ってきました。

農村にこそ本当の豊かさが眠ってます、夢や希望や目標を見失ってはいけません、皆で大きな夢を探しましょう。そして夢は見るものではありません叶えるものです。

輝かしい新年を迎え家族や仲間と共に語り合い、大きな前進の年になるように願ってます。

最後になりましたが皆様方のご健勝とご多幸をお祈りし、新しい年が稔り多い幸福と繁栄の年となりますようご祈念申し上げます。

本年もご交誼のほど賜りますようお願い申し上げ新年のご挨拶といたします。