矢羽田正豪 代表理事組合長再任
6月6日(土)第72期通常総会を開催いたしました。
今期の総会は、1月に発生しました新型コロナウイルス感染症対策のため、国や県など上部機関より「密閉・密集・密接」の三密を回避して書面議決での総会を行うよう要請が出ていました。そのため役職員が事前に組合員のお宅を訪問して、書面議決書の行使をお願いしました。組合員皆様のご理解とご協力で正組合員数531名の中で463名88%賛成です。当日の総会出席者賛成も入れ、提出9号議案すべて原案通り可決承認いただきました。ありがとうございます。お礼申し上げます。
今、コロナ禍(わざわい)が世界に大打撃を与えています。新型コロナウイルスの感染症拡大は、多くの人々の経済と生命と暮らし、そして生活を大きく変えています。わずか数カ月で、世界の風景がこれだけ大きく変わっていくとは誰も予想していなかったでしょう。人・モノ・金の移動が国境をまたいで自由に行き来できたのがグローバル(世界的規模)化の特徴でした。しかし今回の感染症拡大で人とモノの移動が厳しく制限される事態となり、ようやくみんなが気が付きました。マスクです。マスクの大半は中国で作られ日本に輸入されていました。いざという大事な時には店頭からなくなり、人々は買うに買えず右往左往していました。話題となっています政府提供466億円の「アベノマスク」も、いまだ国民には届いていません。これを食料に変えてみましょう。日本の「食料自給率」は現在37.0%です。つまり食料の不足分63.0%は外国からの輸入に頼っているのです。マスクと同じように外国から輸入されなくなったら10人のうち 6.3人は餓えることとなります。こうしてみると私たち農家組合員は、国家・国民生活の重用な役割と使命を担っているといえます。農村は民族の母であると共に宝の山です。食料安全保障もこれから声高に議論され、求められるようになってくるでしょう。私達は自信と誇りを持って、種をまき前に進んでいきましょう。地方、農村にこそ本当の豊かさが眠っています。今後も農協は、大山の土地で暮らし生きる人たちが誇れる暮らしの豊かさを創り上げていく所存です。ご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。