8月24日(月)JAおおいた本店3階大会議室に於いて県下の専業農家や農業関係者200余名が出席して「第55回大分県農協農政推進本部通常総会」が開催されました。出席した農業者の方々から、現状の課題や改善要請等の厳しい発言が数多く出されました。主なものを箇条書きにしてみます。
〇梅雨明けの7月8日から今日まで、まとまった雨も無く、水田は干上り、畑作野菜は枯れ、果樹作物は日焼けで落下したり、小玉となっている。
〇渇水と高温対策を急げ。
〇畜産の牛、豚、鶏も夏バテして体調をくずしている。
〇昨年より大幅に引き下げられた米価ではもう米づくりはできない。
〇農業者の担い手確保や後継者の問題はどうなるのか。
〇儲かる農業の方法と手段を示してくれ。
〇中堅農業者の育成に力を入れるべきだ。
〇広報活動費の使い方と効果の確認はできているのか。
〇鳥獣害対策が進んでないのではないか、被害は拡大している。等々。
そして外国産米の輸入や供出米概算金の件など予定時間を大幅に超過して真剣に熱い議論が展開された総会となりました。
大分県のみでなく、いま全国の農業者がこのような問題意識を共有しているのではないでしょうか。私たちは、安心して農業が続けられ、安心して後継者に引き継いでいける夢と希望のある豊かな暮らしの農業農村を作っていかなければなりません。
人も組織も真の使命に目覚め、実行に移した時に大きく成長するでしょう。
そして何かを作り出したい、役に立ちたいと思う心が基本です。そのことが農業、農村、農業者の生活と暮らしを豊かさへと導くものとなるのではないでしょうか。前にも綴りましたが、幕末の志士、長州藩士の「吉田松陰」は「松下村塾」の講話で述べています。「夢なき者に理想なし、理想なき者に計画なし、計画なき者に実行なし、実行なき者に成功なし。故に、夢なき者に成功なし」私たち大山農業の先人達はいつの時代も常に「夢を追い種をまき」今日まできました。これからもこの夢を繋いでいかなければなりません。
猛暑や大雨は、日本に限らず地球全体に及んでいます。
フランスでは40度を超える熱波が長期間襲い、熱中症での死者は6000人を超えているとの報道もありました。そしてフランス、スペイン、アメリカ、カナダでは大規模な山火事が広がっています。欧州の主要な河川では水位が低下し、原子力発電の原子炉の冷却水が確保できず停止を余儀無くし、交通や発電にも大きな影響が出ています。
7月26日にネパール中部と中国の国境付近で発生した、氷河崩落による土石流と洪水はニュースを見ていて、息を呑む唖然とする最大級の自然災害でした。これも地球温暖化と関係があるのでしょう。
国内でも千葉、茨城、石川、富山、福井の各県には線状降水帯が発生して警報級の大雨で甚大な被害が続出しています。それに反して九州四国地方は梅雨明け以降はまとまった雨が降っておらず、農業用ダムの貯水率はどこも40パーセント切って、農作物は大きな打撃を受けています。
もはや地球は温暖化を通り越して沸騰化の時代に入っています。農業も農作物の栽培もそういった状況にあることを認識の上で皆で知恵を出し合い力を合わせて克服していきましょう。

水不足で収穫不能 干魃の水田

